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『患者と柔整師の会』  患者副代表  島田よし子氏インタビュー

2014/05/01

2010年、『患者と柔整師の会』が設立され、島田さんはその患者副代表を務められている。

超高齢化社会が加速する中、医療財政の逼迫は著しく、医療費をいかに抑制していくかが大きな課題である。急を要する命にかかわる医療を除くと健康を維持するための予防医療に重点が置かれるようになってきた。

元々柔道整復師は、地域住民への健康維持・管理と指導を行い、地域医療並びに福祉に貢献し続けてきた。

島田副代表に国民の声をお聞きした。

 

『運動器のケアをしていただける接骨院の先生を頼りにしています!』
大西健介議員

『患者と柔整師の会』
患者副代表
島田よし子氏インタビュー

 

―島田副代表が接骨院にかかられた経験など教えてください。

確か10年位前になると思います。急に右足、右半身がビリビリ痛くなってしまいました。自分のことですが、何で痛くなったのかが分らないんです。転びもしないのに痛くなって、丁度日曜日でした。ご近所の方が〝病院もお休みだし、とりあえずあそこに接骨院があるから行ってみれば?〟と教えてくださって、行ったのが切っ掛けです。それ以来ずっと今まで長い間お世話になっております。右足のビリビリとした痛みは、腰からきているということで〝坐骨神経痛のようですね〟と治療を始めていただいて、その痛みはおさまりましたが、高齢のせいか左足も痛くなって、左はビリビリした痛みではなく酷く重い感じでした。とにかくそれがお世話になった始まりです。やはり通うには家から近くないと、どんなに良い先生でも遠くまで電車に乗ったりバスに乗って行くというのは通いきれません。毎日は行きませんでしたが最初の頃は足しげく1週間に3回くらい通いました。随分よくなったなぁという実感を持つまでには1年弱くらいかかったように思います。

そして、私の孫も以前は同居しておりまして、その子が高校でバレーボールをやっていて足首を捻挫したと、ビッコを引いて帰って来て、やっぱりその日が土曜日の夕方だったものですから、〝救急車を呼ぶ?〟と聞いたのですが、〝そんなのオーバーだよ〟というので、それで土曜日もやっていただけるのが先ほどの接骨院でした。直ぐ先生が診てくださって、〝捻挫ですね〟と言われて松葉杖をお借りして帰ってきました。土曜日も日曜日もやっていただけるということは、あういう子供たち、学生さんとか会社員の方にとっては、とても良いですね。そういうことで学校の帰りに治療に通えて、若いですし、割に早く治りました。土日やっていただけるということは、思いがけないところで助かっています。それに病院だと長時間待たされますし、救急車はそれ程重症ではない場合もありますからちょっと躊躇してしまいます。そういう点では凄く助かったと思います。

年々高齢になってくると、出てくる痛みが違います。こっちが治ったと思ったら、またこっちがとなったり、長い間にはあっちこっち痛みの出方も違います。あんまり長々とあっちが痛いこっちが痛いといってかかるのは申し訳ないような気もしますが、高齢社会ですし、足腰が弱ってそのまま寝たきりにならないためにも接骨院の先生にケアしていただくことが大事と思っています。本当のことを言えば、これで良いという終わりというのか区切りが無いんですよね。とどまるところが無い、延々と痛みってあるみたいで・・・まるで、痛みがあることそのものが生きている証拠みたいなものなんでしょうか。

 

―『患者と柔整師の会』に入られた切っ掛けは、どういうことでしたか?設立当初から副代表に就任されたのでしょうか?

この会が発足する前に私が通っている接骨院の先生からお電話をいただいて、〝これから『患者の会』というのを作るんですが、代表は決まっているけれども、副代表がいないというのも片手落ちなような気がするので、名前だけでもダメでしょうか〟と話され、〝駄目です。私には出来ません〟と固くお断りした積もりでしたが、何時の間にか、副代表に就任することになってしまいました(笑)。『患者の会』という名称そのものも初めて聞いた言葉で、具体的にどういったことをするのか全く解っておりませんでした。何をやる会なのか、想像では『患者の会』というからには、患者さんだけを集めて、ここが良かった悪かったと、いろんな悩みごとを話し合うのかなと、そんな風に思っておりましたが、実際に出席してみると非常に難しいお話が多かったです。

 

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