menu

2013年度 日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及プロジェクト 日本研修閉講式

2013/08/16

平成25年8月9日(金)東京都文京区にある東京ドームホテルにて『2013年度 日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及プロジェクト 日本研修閉講式』が開催された。

この日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及プロジェクトは、公益社団法人日本柔道整復師会が独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の草の根技術協力事業(パートナー型)の支援(5年間)を受け、モンゴル国内において『柔道整復術の指導・普及がモンゴル人のみにより可能となる状態になること』を目標とし、2011年9月よりスタート。指導者候補生はモンゴル国における基礎講習、臨床実習のみならず、日本の医療機関において2ヶ月間の研修を行ない、柔道整復術習得に勤しんでいる。今回の日本研修閉講式では、3名のモンゴル人研修員が活動報告を行なうこととなった。

 

閉講式は(公社)日本柔道整復師会・木山時雨副会長の開会の辞で幕を開け、主催団体代表として挨拶を行なった(公社)日本柔道整復師会・工藤鉄男会長から〝日本で研修された3名のモンゴルの医師達に、柔道整復術をしっかりとその国で活かしていただきたいという思いを込め、お帰りになる前に皆様方に成果をご披露するため、このような閉講式を開催させていただきました〟と閉講式開催の経緯を説明。また〝3名の研修員の皆さんには、モンゴルでお医者さんにかかれない方達のために、是非その初期治療の役目を果たしていただきたいと思っています〟と研修生3人の自国での活躍を期待すると共に、〝我々もこれからモンゴルだけでなく、常に新しい技術をしっかりと研修、研鑚し、お互いに切磋琢磨しながらその技術を世界に発信していきたい〟と決意を新たにし、挨拶を締めくくった。

 

続けて行なわれた国際部報告では、(公社)日本柔道整復師会国際部理事・富永敬二氏により、同プロジェクトの活動に至るまでの経緯や詳細説明、今後の活動等が発表された。富永氏は〝2011年に始まりました本プロジェクトも折り返し地点となり、モンゴル国カウンターパートナーならびに関係各位と、さらに柔道整復術普及・定着に向けての検討を継続してまいります〟と抱負を語り報告を終了させた。

 

次に来賓を代表し、JICA 国内事業部 地球ひろば・芳賀克彦所長が挨拶。芳賀氏は〝指導者候補の方々に実際に日本で研修を受けていただくことが、まさに柔道整復術の指導・普及をモンゴル人により可能とするという、このプロジェクトの達成に大きく寄与する重要な部分と考えています。今回日本で学んだことを帰国後に復習し、その後はできるだけ多くの方々に研修の成果を伝えていただきたいと思っています。この度の協力は公益社団法人日本柔道整復師会の皆様からのご提案があって、初めて成立しました。モンゴルに対するこのような協力の熱意に対し、心から感謝を表明させていただきます。このような協力が日本とモンゴルのさらなる友好親善関係の促進に繋がることを心から期待する次第です〟と研修員への期待と関係者への感謝を述べた。その後閉講式は来賓紹介の後、研修員による活動報告へと移った。

 

続いて研修生からの報告に移った。

 

前のページ 次のページ
大会勉強会情報

施術の腕を磨こう!
大会・勉強会情報

※大会・勉強会情報を掲載したい方はこちら

編集部からのお知らせ

メニュー