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患者代表インタビュー 『弁護士  加藤真美  氏』

2013/10/01

超高齢化社会が加速進展する中、医療財政の逼迫は著しく、増え続ける医療費をいかに抑制していくかが大きな課題である。急を要する命にかかわる医療を除くと健康を維持するための予防医療に重点が置かれるようになってきた。

元々柔道整復師は、地域住民への健康維持・管理と指導を行い、地域医療並びに福祉に貢献し続けてきた。患者により添う患者に優しい医療とは何か?

加藤弁護士に国民の声、そしてあってはならない医療過誤など訴訟問題で注意すべき点についてお聞きした。

 

身体に優しい医療を提供していただける接骨院に好感を持っています!

弁護士   加藤  真美   氏

 

 

―加藤弁護士が腰痛を発症された原因とその後どういう治療を受けられてきたかについて経過をお聞かせください。

今年の8月お盆の頃に、突然腰痛になりました。突然のことなので原因は思い当りませんでした。普段私は、室内でエアー縄跳びをやっておりまして、それをやろうとしたところ凄く違和感があり腰がおかしい、飛び跳ねることは続けられないなと思って止めました。その後、立ち上がる時に腰が曲がって伸びない状態が始まりました。こういうことは全く初めてのことではなく、実は4年程前にもそのようなことはありました。腰痛といってもどちらかというと激痛というより腰が伸びない感じです。4年前は、直ぐに治りましたので今回もたいしたことではないと思いましたし、今は普通の生活に支障はありませんが、お盆の頃はちょっと痛みもありましたから、仕事を休んで整形外科に行きました。結局、原因は分らずじまいで、病名は「変形性腰椎分離すべり症」でした。患者さんがあまりにも多く1人2・3分の診察時間で、先ず画像を撮って、画像を作っている間に他の患者さんを診られて、画像が出来た頃にまた呼ばれて、骨に異常や特別大きな異常はないということと、他には診察用ベッドの上で足を持ち上げ〝痛くないですか?〟等、検査を受けました。多分、椎間板ヘルニアかどうかの確認だったように思います。それも大丈夫ということで〝ヘルニアとか重篤なものではない〟と言われて、湿布と痛み止めの薬だけ貰って帰りました。多分ドクターは一過性のもので直ぐ治るだろうと判断されたようで〝また来なさい〟とは言われませんでした。

実は4年前の時には、それが良かったのかどうか分りませんが、牽引をやったら直ぐ治ったものですから、その病院でも牽引を希望しましたが〝貴方みたいな症状の人に牽引は向かない〟と言われ牽引はしてもらえませんでした。結局、様子をみるという感じでしたが、牽引をして貰えなかったため、又別の医療機関、直ぐ近くの東洋医学研究所クリニックに行って整形外科の先生に診て頂いて、リハビリと牽引をやって頂きました。で、もう一か月位経ちますが良くなったり悪くなったりで4年前の時のようには治らなくて困っています。

東洋医学研究所は直ぐ近くで比較的空いておりますので週に1回位行ける時に行っていますが、友人である酒田さんに相談して接骨院に行きまして、1時間くらい詳しい問診と触診、屈折等の動きを診てもらいました。施術自体は手技で骨盤調整をして頂きました。酒田さんが友人ということもありますが、接骨院で診てもらおうとした理由としては、整形外科は何所へ行っても同じで、整形外科の診察は2・3分です。画像プラス足が上るかどうかを確認するだけです。先ほど申し上げましたように「椎間板ヘルニア」以外は「すべり症」とか「脊柱管狭窄症」等の可能性があるという診断で何所へ行っても殆ど同じです。でも酒田さんの所は、患者さんの症状の聞き取りなど一人の診察に1時間くらい時間をかけ、しかも施術もしてもらえるので、酒田さんにお願いしました。

 

―結果的にどうだったのでしょうか?

ハッキリ言ってそんなに劇的に変わったという感じではありませんでした。酒田さんが〝自分より手技の上手な先生が居るので、その方にちょっと診てもらったらどうか?〟と言うので、その先生に1回診ていただいて「仙腸関節障害」のことを言われましたが、その後はまだ診ていただいておりません。〝2週間に1回くらい受けてみたらどうですか〟と言われています。ちょっと遠いんですが、行ってみようと思っています。

 

―今まで他の接骨院にもかかられた経験はあったのでしょうか?

それはありません。私がかかったことがあるのは酒田さんの所だけです。私が整形外科に行く目的は、やはり画像を撮ってもらうことぐらいと思っているんです。所詮、原因とか分からないでしょうし、診察時間が限られているということがネックで、それで酒田さんの所に行くようになりました。これまで怪我は無いんですが、一時、指先が震えるようになったことがあって、行ったこともあります。と言っても、行ったのは酒田さんの所だけですが(笑)。その時も凄く丁寧にやってもらいまして、どちらが痺れるとどうだということで、いろいろ細かく全部調べてもらいました。重篤な病気ではないということでしたが、一応脳外科でMRIも撮って頂きました。何も無かったので、様子をみましょうとなって放っておいたら治りました。

 

―多くの国民は、整形外科と接骨院を使い分けられているように感じます。加藤弁護士は、そのことをどのようにお考えでしょうか?

整形外科は医師なので、患者はその権威を求めて病院に行くように思います。例えば、交通事故の患者さんの場合、整形外科の診断書がないと保険会社は相手にしてくれません。つまり、そういう権威です。権威ともう1つは客観的で多角的な所見としての画像、診断は画像を撮ってもらうことから始まるので、どうしてもそのとっかかりとして整形外科に行く訳です。接骨院の先生のほうが親身になってやってくれるので接骨院に行って相談、施術を受けるようになるんだと思います。内臓疾患と違って整形外科は、一刻を争うなど致命的な緊急性を要するものもないからなのか丁寧にという感じではないですね。過去、整形外科で20分も30分も診てくれるような病院は、ありませんでした。病院に行かないとレントゲンが撮れないというのがあるので行く、一応の診断をもらうことでしょうか。

 

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