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社団法人日本柔道整復師会第40回九州学会宮崎大会が開催される!

2011/08/16

平成23年7月9日(土)、午後6時より (社)日本柔道整復師会第40回九州学会宮崎大会開会式並びに前夜祭がシーガイアコンベンションセンターで開催された。昨年、口蹄疫で中止された宮崎大会であったが、宮崎を励ましたいという九州各県の要望により、記念すべき大会が宮崎で開催されたことは、まさに「九州は一つ」を実現するかたちになった。

萩原会長開会式に先立ち、3月11日に起きた東日本大震災で被災、亡くなられた方々への黙祷が行われた。(社)宮崎県柔道整復師会副会長の奈須開生氏が開会の辞を述べ、(社)日本柔道整復師会会長・萩原正氏が〝会員がこのように一堂に会し、日ごろの研鑽、臨床経験による研究成果を発表し、資質の向上をはかることは誠に意義深い。一昨年6月、富山大学大学院医学薬学研究部に『柔道整復学講座』を開設し、前学長・小野武年特任教授のもと柔道整復後療法の有効性に関する統計学的エビデンスの収集、柔道整復後療法のメカニズム並びに筋痛による不快情動発想の中枢性メカニズムの解明が主な研究内容。今まで柔道整復は、経験的には有効性が示されているが、まだ「科学的エビデンスが乏しい」と言われてきた。これからの諸問題解決にこの講座が大きく貢献することを期待している〟等、学会会長挨拶を述べた。

今村会長次に大会会長である(社)宮崎県柔道整復師会会長・今村時雄氏が〝昨年4月20日に宮崎県で口蹄疫が発生し、昨年7月11日に開催を予定していた第39回九州学会宮崎大会を止む無く中止としました。中止に際し、「がんばれ宮崎」の激励の温情を戴き連続の開催となりました。今年1月、新燃岳が52年ぶりに爆発噴火、3月11日におきた東日本大震災では、日本隅々まで大きな影響を与えています。被害の甚大さから、学会開催の自粛を検討しましたが、この時にこそ力強く生きる姿を示し、社会へ広く奉仕することが大事と開催を決行しました〟と力強く歓迎の挨拶を行った。続いて、宮崎県知事・河野俊嗣氏代理(宮崎県福祉保健部長)土持正弘氏、衆議院議員・古川禎久氏、宮崎市長・戸敷正氏、宮崎労働局長・永田有氏など来賓挨拶が行われ、中でも宮崎県医師会会長・稲倉正孝氏は〝未曾有の大震災で警察庁の発表によりますと7月7日現在で死者が1万5千539名、行方不明者7014名という尊い命が失われています。場所によっては未だ仮設住宅にも入れず、不自由な避難生活を余儀なくされている方も沢山おられると聞いています。国をあげて対策を行っておりますが復興には巨額な資金と長い時間が必要です。宮崎県医師会も宮城県七ヶ浜町を中心に大震災発生直後より3ヶ月に渡り、医療チームを20チーム派遣しました。このような時こそ私共医療関係者をはじめ国民が一致団結しこの困難を克服していかなければなりません。私どもを取り巻く環境は来年の医療介護報酬の同時改定や公益法人制度改革と問題が山積しています〟等、医療関係者の協力が大事と述べた。その後、賑やかに前夜祭が開かれ、(社)日本柔道整復師会副会長・工藤鉄男氏が乾杯の挨拶を行った。

 

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