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柔整小委員会委員長 小宮山泰子氏に直撃インタビュー

2011/10/16

小宮山泰子衆議院議員は、日本セーフティネット構築の重要政策に〝全ての国民が安心した生活を送れる仕組みを目指し、中でも誰もがいつでもサービスを受けられる医療・介護の確立、後期高齢者医療制度は廃止し、医療制度を一元化する。「医師確保制度」を創設して、医療現場の崩壊を防ぐこと〟として掲げている。故小宮山重四郎元郵政大臣の長女として生まれ、29歳で県議となり、38歳で衆議院議員に初当選した小宮山泰子氏は生まれながらの政治家魂を持つ真に国民のための政治家である。今年3月に柔整小委員会委員長になった小宮山泰子氏に目指す目標等、話していた だいた。

 

―差し支えない範囲で小委員会の今後の方向性を教えてください。

松本前委員長からこの柔道整復小委員会を引き継いで約半年になりました。東日本大震災が起きました関係で柔整の皆様が多勢ボランティアとして福島に入って頂いて、柔道整復師という専門性を持った方々の力が、新しいスタイルで国民に貢献されていくこと、一人一人の柔整師の方が結集することによって新たな可能性を生み出せるという、その可能性を私自身が肌で感じました。柔整師さんの持っている技術と能力によって多くの国民の身体並びに心の健康につながるんだという柔整の役割・使命を再認識することが出来ました。今後も柔道整復師さんが本来持っている技術を世の中に活かしていけるよう少しでもお手伝いができればと思っています。志を同じくする者同士が集まって、日本らしい医療の在り方、中でも柔整は古来からある我が国の伝統的な医療であり国民の健康をずっと支えてきた訳ですから、そこのところをキチンと見直して、良いものは良い、悪いものは悪いとした選別をしっかり行った上で、改革に結び付けていきたいという目標は、ぶれることなく半歩でも一歩でも前に進めたいと思っております。

 

―東北の医療をどうしていくのかということで、復興医療構想がダイナミックに動き出していることと思います。東北の医療支援に関して統合医療学会が力を発揮したいと当然思われていると思いますが?

これに関しては東北に限る訳ではなく、我が国においての民族医療といいますか、日本独自の医療・医術というものをもう一度見直してキチンとした位置づけにすること。医師だけに限らず歯科医師・薬剤師も6年制の教育になりました。そういった教育の面もしっかり考慮した上で、今一度現在の医師を頂点とした医療構造、医療の在り方を見直し西洋医学だけではなく日本古来からの医療も共に発展させなければならないと思っています。

 

―小宮山先生と柔道整復師の先生の出会いについて教えてください。

私が小学生の時に骨折をして、祖父に接骨院に連れて行ってもらったのが、初めての出会いだったように記憶しています。私も埼玉で県議会議員をしておりましたので、その時は自民党でしたから社団さんとお付き合いがありました。また、私の亡き父・小宮山重四郎も衆議院議員を長く務めてりました関係で同行することも多く、大切なお付き合いをさせていただきました。今はお亡くなりになられた元埼玉県社団の会長であられた利根田先生にもお世話になりました。

 

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