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第21回 茨城花田会研究会が開催される

2012/08/16

平成24年8月5日(日)、ホテルグランド東雲(茨城県つくば市)において第21回茨城花田会研究会が開催された。

研究会開催に先立ち総会が開催され、茨城花田会・木村相徳会長より〝本日ご臨席を賜りましたご来賓の方々、花田学園卒業生および在校生、また社団法人茨城県柔道接骨師会会員ならびに勤務柔整師の皆様、本日ご出席のすべての方々に心より感謝申し上げます。茨城花田会研究会はOBの交流はもとより、国家資格を有する柔道整復師の技術の研鑽と人間性を高める場でありたいと願っており、研究会開会にあたり役員一同、一期一会の気持ちを忘れずに全力で取り組んできました。本日も少しでも技術を習得し、これからの施術の一助となればと考えております。浅学非才の身ではございますが、諸先輩方の名を汚さぬよう精いっぱい頑張りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます〟と挨拶が述べられ、続いて来賓挨拶が行われた。

学校法人花田学園理事長・日本柔道整復専門学校校長  櫻井康司氏は〝先ほど、木村先生からも一期一会というお話がありましたが、これは人生の真髄を語った言葉ではないかと思います。私も教員になってから、ドクターや国会議員の先生など様々な人との出会いがありました。そのなかで仲間との時間、特に先輩との時間を非常に大切にしてきたという思いが強くあります。私どもの時代は現在ほど情報量が豊富ではなかったため、人から伝わる言葉や想い、情念などに正面から向き合ってきたように思います。柔道整復師の先生との出会い、そして患者さんとの出会い。まさに一期一会の精神で最高のパフォーマンスができる状態に自分を高めていく必要があるし、若い時に先輩の話に出来るだけ耳を傾けることが大事だと思います。私は最近、一生懸命頑張っている若い世代を見ると非常に嬉しく、バックアップしていきたいと強く感じます。茨城花田会の皆様の仕事に対するひたむきで前向きな思いもいつも感じており、教員の立場から学生にもそういったことを伝えていきたいと思います〟と将来を担う若い世代に対する期待感を述べた。

社団法人茨城県柔道接骨師会副会長・茨城花田会顧問  竹藤敏夫氏は〝この茨城花田会は卒業生相互の親睦を第一に、学術および資質の向上を図って花田学園の発展と業界の発展に寄与する目的で皆様のご協力をいただきながら活動してきました。我々柔道整復師を取り巻く環境はますます厳しい状況となっております。これらを克服していくためには我々もコンプライアンスの徹底と、柔道整復師ひとりひとりが業務の本質・目的を見失うことなく、地域の方々にとって親しみやすく、また必要とされる存在になることが大切だと考えております。今年で21年目を迎えましたが、今後も茨城花田会は原点を忘れることなく、同窓生の皆様にしっかり支えていただき、私たちも木村会長をお支えしながら益々発展するようにご協力をお願い申し上げます〟として、目的意識を持ち続けていくことが重要と語った。

日本柔道整復専門学校同窓会会長・茨城花田会名誉会長  根本 恒夫氏からは〝今まで色々な方々にご尽力いただき、21年間盛大に開催できていることを本当に嬉しく思っております。我々の業界も大変厳しい時代ではありますが、全てが今の医療保険の問題ではなく我々自身にも責任があったのではないでしょうか。私は今までも先人達が汗水垂らして築いた地位があるからこそ我々は仕事ができていると感じておりましたが、我々の業界はあまりにも自由化してしまった。自由というのは自分で責任をとれる範囲のものであり、何をしてもいいということではありません。柔道整復師は外傷を扱う人間として、このような研究会で自己研鑽をしながら、我々の時代だけではなく職業を継承していく後輩のためにも、10年後20年後の展望を持ちながら原点に戻らなければならないと思います。互いに手を取り合いながら進めていきたいと考えております〟と話があった。

 

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