柔道整復師国家試験対策【第73回:実力問題その26】
生理学 神経、運動機能
1静止膜電位形成に関与しないのはどれか。
- 細胞膜内外のイオン不等分布
- ナトリウムポンプの活動
- 細胞膜の選択的透過性
- ナトリウムイオンチャネルの解放
答えを見る
解答 4
4. ナトリウムイオンチャネルの解放
2誤っているのはどれか。
- 細胞内部が外部に対しプラスになることをオーバーシュートという
- ナトリウムポンプは活動電位発生時に働く
- 再分極時にはカリウムイオンの透過性が高まる
- 活動電位発生のためには閾刺激が必要である
答えを見る
解答 2
2. ナトリウムポンプは活動電位発生時に働く
3再分極時の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
- カリウムイオンの細胞外流出が増加する
- カリウムイオンの細胞内流入が増加する
- ナトリウムイオンの細胞外流出が増加する
- ナトリウムイオンの細胞内流入が増加する
答えを見る
解答 1・3
1. カリウムイオンの細胞外流出が増加する
3. ナトリウムイオンの細胞外流出が増加する
4シナプス伝達で正しいのはどれか。
- 電気的伝達による
- 加重を認める
- 疲労は起こらない
- 薬物の影響を受けにくい
答えを見る
解答 2
2. 加重を認める
5シナプスについて正しいのはどれか。
- 1つの神経細胞に1つの神経細胞が接続する
- 軸索からの局所電流が次の神経細胞へ直接伝わる
- シナプスが多いほど反射時間が遅延する
- シナプス間の伝達は両方向にみられる
答えを見る
解答 3
3. シナプスが多いほど反射時間が遅延する
6神経線維について誤りはどれか。
- 有髄線維は跳躍伝導する
- ランビエの絞輪は電気抵抗が高い
- 伝導速度は神経線維の直径に比例する
- 伝導速度は温度の影響を受ける
答えを見る
解答 2
2. ランビエの絞輪は電気抵抗が高い
7無髄神経で認められないのはどれか。
- 不減衰性伝導
- 逆行性伝導
- 跳躍伝導
- 絶縁性伝導
答えを見る
解答 3
3. 跳躍伝導
8局在明瞭な痛覚に関与するのはどれか。
- Aα線維
- Aγ線維
- Aδ線維
- C線維
答えを見る
解答 3
3. Aδ線維
9誤っている組合せはどれか。
- Aα線維 - 骨格筋
- Aβ線維 - 触-圧覚
- Aδ線維 - 温覚
- C線維 - 筋紡錘
答えを見る
解答 4
4. C線維 - 筋紡錘
10伝導速度が最速なのはどれか。
- 筋紡錘からの求心性情報
- 触圧覚
- 二次痛覚
- 温冷覚
答えを見る
解答 1
1. 筋紡錘からの求心性情報
11有髄神経について誤っているのはどれか。
- ランビエの絞輪が伝導に関与する
- 中枢と末梢の両方向に伝導される
- 伝導するにつれて活動電位の大きさが上昇する
- 伝導中に隣接する軸索に興奮が伝わる事はない
答えを見る
解答 3
3. 伝導するにつれて活動電位の大きさが上昇する
12主としてノルアドレナリンを分泌するものはどれか。
- 交感神経節前線維
- 交感神経節後線維
- 副交感神経節前線維
- 副交感神経節後線維
答えを見る
解答 2
2. 交感神経節後線維
13脊髄神経で作用する化学伝達物質はどれか。
- セロトニン
- ド-パミン
- アセチルコリン
- グルタミン酸
答えを見る
解答 3
3. アセチルコリン
14交感神経の興奮で弛緩するのはどれか。
- 幽門括約筋
- 瞳孔散大筋
- 排尿筋
- 立毛筋
答えを見る
解答 3
3. 排尿筋
15交感神経興奮で起こるのはどれか。
- 気管支拡張
- 消化管運動促進
- 唾液分泌抑制
- 心拍数低下
答えを見る
解答 1
1. 気管支拡張
16自律神経拮抗支配を受けないものはどれか。
- 胃腸管平滑筋
- 唾液腺
- 心筋
- 膀胱
答えを見る
解答 2
2. 唾液腺
17副交感神経単独支配はどれか。
- 唾液腺
- 副腎
- 瞳孔括約筋
- 心臓
答えを見る
解答 3
3. 瞳孔括約筋
18交感神経の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。
- オッディ括約筋収縮
- 尿道括約筋弛緩
- 瞳孔括約筋収縮
- 気管支平滑筋弛緩
答えを見る
解答 1・4
1. オッディ括約筋収縮
4. 気管支平滑筋弛緩
19延髄に存在しないのはどれか。
- 血管運動中枢
- 唾液分泌中枢
- 満腹中枢
- 嘔吐中枢
答えを見る
解答 3
3. 満腹中枢
20遠心路が体性神経の反射はどれか。
- 心拍数
- 血圧
- 筋性防御
- 発汗
答えを見る
解答 3
3. 筋性防御
21脊髄半側が障害されたときに障害部以下でみられるのはどれか。2つ選べ。
- 障害側温度覚麻痺
- 障害側深部感覚麻痺
- 反対側随意運動麻痺
- 反対側痛覚麻痺
答えを見る
解答 2・4
2. 障害側深部感覚麻痺
4. 反対側痛覚麻痺
22精神的安静状態にて出現する脳波はどれか。
- α波
- β波
- θ波
- δ波
答えを見る
解答 1
1. α波
23誤っているのはどれか。
- α波は覚醒時に出現している
- 新生児には睡眠の概日リズムがない
- β波は睡眠時には消失している
- ノンレム睡眠時には急速眼球運動が出現する
答えを見る
解答 4
4. ノンレム睡眠時には急速眼球運動が出現する
24高次脳機能で誤っているのはどれか。
- α波は精神活動が活発な時に認められる
- レム睡眠に骨格筋の緊張は低下する
- 大脳連合野は感覚の認知に関与する
- 海馬は記憶に関与する
答えを見る
解答 1
1. α波は精神活動が活発な時に認められる
25伸張反射に関与しないのはどれか。
- 錘内筋
- 錘外筋
- Ia線維
- Ib線維
答えを見る
解答 4
4. Ib線維
26伸張反射について正しいのはどれか。
- 中枢は延髄に存在する
- 受容器は腱紡錘である
- 単シナプス反射である
- 逃避反射とも呼ばれる
答えを見る
解答 3
3. 単シナプス反射である
27骨格筋の収縮弛緩において長さが変わらないのはどれか。
- A帯
- H帯
- I帯
- 筋節
答えを見る
解答 1
1. A帯
28カルシウムイオンと結合する蛋白を持つのはどれか。
- アクチンフィラメント
- ミオシンフィラメント
- トライアッド
- 横行小管
答えを見る
解答 1
1. アクチンフィラメント
29トロポミオシンが存在するのはどれか。
- 筋小胞体
- ミオシン
- アクチン
- 運動終板
答えを見る
解答 3
3. アクチン
30筋収縮の際に、トロポニンに結合するものはどれか。
- カリウムイオン
- マグネシウムイオン
- 重炭酸イオン
- カルシウムイオン
答えを見る
解答 4
4. カルシウムイオン
31誤っているのはどれか。
- 筋細胞膜の興奮は横行小管に伝わる
- 筋小胞体にはアセチルコリン受容体がある
- 筋原線維には筋収縮抑制蛋白がある
- 筋収縮発生にはカルシウムイオンが必要である
答えを見る
解答 2
2. 筋小胞体にはアセチルコリン受容体がある
32誤っているのはどれか。
- 静止張力発生には筋収縮は関与しない
- 静止張力が発生し始める筋長を静止長という
- 全張力は活動張力と静止張力を合わせたものである
- 活動張力は筋長を伸ばすほど強くなる
答えを見る
解答 4
4. 活動張力は筋長を伸ばすほど強くなる
33骨格筋の特徴はどれか。
- 強縮が多い
- 絶対不応期が心筋に比べ長い
- 自動性を持つ
- ギャップ結合を持つ
答えを見る
解答 1
1. 強縮が多い
34誤っているのはどれか。
- 平滑筋は多核である
- 心筋は活動電位の絶対不応期が長い
- 骨格筋は自動性を持たない
- 骨格筋はホルモンによる調節を受けない
答えを見る
解答 1
1. 平滑筋は多核である
35骨格筋収縮の阻害をするのはどれか。
- アセチルコリン
- アセチルコリンエステラーゼ
- クラーレ
- ピルビン酸
答えを見る
解答 3
3. クラーレ
36収縮の加重が起きないのはどれか。
- 特殊心筋
- 括約筋
- 立毛筋
- 輪走筋
答えを見る
解答 1
1. 特殊心筋
37終板部に脱分極性変化を起こす物質はどれか。
- クラーレ
- コリンエステラーゼ
- アセチルコリン
- アドレナリン
答えを見る
解答 3
3. アセチルコリン
38単収縮の持続時間が最も長いものはどれか。
- Ⅰ線維
- Ⅱb線維
- 心筋
- 平滑筋
答えを見る
解答 4
4. 平滑筋
プロフィール
西村 雅道
医学博士 柔道整復師 鍼灸師
一社)国際整体協会 和整體学院 インストラクター
和整體学院臨床センター センター長
PR
PR