これだけは知っておいて【第15回:新年のご挨拶】
明治国際医療大学 教授 長尾 淳彦
2016 新年明けましておめでとうございます。
新たな年のスタートです。柔道整復師業界も「変化」していかなければなりませんね。
良きものは残し、悪しきものは排除したり改善すべきですね。
「いつでも」「どこでも」「だれでも」が医療を受けることが出来る日本の医療。このような健康保険制度は大正11(1922)年に初めて制定され、制度の整備・充実がすすみ、昭和36(1961)年、国民皆保険制度が出来上がりました。
大正11年から95年目、昭和36年から55年目を迎えます。年金制度や介護保険制度をも含め日本の社会保障制度は世界でも群を抜いていると思います。
柔道整復療養費もこの健康保険制度のおかげで運用されています。健康保険制度は税金、保険料といういわゆる浄財によって運用されています。柔道整復師のためだけの制度でなく患者さんである国民のための制度です。そういう思いで大切な浄財を使わなくてはなりません。
今年の柔道整復師業界は公益社団法人 日本柔道整復師会が牽引役となり制度改革を含め「良き変化」が起こると思います。淘汰されるものは淘汰される理由があり残る者は残る理由があります。「変化」しなければ生き残れない場合もあります。
業界全体で「良き変化」していきたいですね。
本年の干支は「さる」ですが、「見ざる」「聞かざる」「言わざる」という叡智ある達人の表現ではなく「真髄を見て」「納得いくまで聴き」「真意が伝わるまで言う」ことを徹底したいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
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