徹底的に柔道整復師【第31回:被覆包帯法 その1】 2019/11/01 明治国際医療大学保健医療学部柔道整復学科 教授 長尾淳彦 美作市スポーツ医療看護専門学校 専任教員 丸山顕嘉 被覆包帯法 その1 頭部 頭部の創傷部を被覆する目的でおこなう。 ① 開き三角巾をもちいる。 底辺部を3~5cm折る。 ② 折った側を外側にして、眉毛の上に底辺部がくるようにあてる。 ③ こめかみに親指をあて、2~4指をつかいながら、三角巾をたぐりよせる。 頭の形ができるまでたぐりよせる。 ④ 三角巾の両端を外後頭隆起の下で交差させる。 ⑤ 両端を前額部の方へまわす。 ⑥ 額の中央で本結びを行う。 ⑦ 後ろに垂れた、三角巾の頂点をひっぱり、頭部のシワがなくなるようにして、創傷部に圧迫を加える。 ⑧ 三角巾の頂点を外後頭隆起まで巻き込み、落ちないように処理をする。 ⑨ 端末処理をして完成