徹底的に柔道整復師【第32回:被覆包帯法 その2】 2020/01/01 明治国際医療大学保健医療学部柔道整復学科 教授 長尾淳彦 美作市スポーツ医療看護専門学校 専任教員 丸山顕嘉 被覆包帯法 その2 頭部2 頭部の創傷部を被覆する目的でおこなう。 ① 前回と同様に開き三角巾をもちいる。 底辺部を3~5cm折る。 ② 折った側を外側にして、眉毛の上に底辺部がくるようにあてる。こめかみに親指をあて、2~4指をつかいながら、三角巾をたぐりよせる。頭の形ができるまでたぐりよせる。 ③ 三角巾の両端を外後頭隆起の下で交差させ、端を前額部までまわす。 ④ 両端を前額部の方へまわし、額の中央で本結びをおこなう。 ⑤ 後ろに垂れた、三角巾の頂点をひっぱり、頭部のシワがなくなるようにして、創傷部に圧迫を加える。 ※ここまでは前回と全く同じ手順です。 ⑥ 下に垂れている三角巾の頂点を上方へ引き上げる。 ⑦ 頂点を前額部で安全ピン、クリップなどにて止める。 ⑧ 端末処理をして完成