徹底的に柔道整復師【第33回:被覆包帯法 その3】 2020/03/01 明治国際医療大学保健医療学部柔道整復学科 教授 長尾淳彦 美作市スポーツ医療看護専門学校 専任教員 丸山顕嘉 被覆包帯法 その3 顔面部 顔面の火傷等を被覆する目的でおこなう。 ① 開き三角巾を準備して、頂点から15cmくらいのところで止め結びをおこなう。(握り拳1つ分) ② 頭頂部に結び目が来るように当てて、顔面を覆う。 ③ 端を首の後ろで交差する。この時、基底部は外折りにして、三角巾の大きさを調整する。 ④ 交差した三角巾の端を前方へ回し、先ず顎の前で本結びを行う。顎の下で直接止めると窒息の可能性があるため注意。 ⑤ 顎の前で本結びをした端を、顎から下げて、首の前に持ってくる。 ⑥ ○で囲んだ部位に目、鼻、口があるため、摘み上げて、三角巾にハサミで切る。穴をあけて視野と呼吸を確保する。この時、体を切らないように注意する。 ⑦ 端末を処理して終了とする。