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柔道整復師国家試験対策【第12回:消化器~膠原病疾患編―】

2016/01/16
膠原病疾患
1)
関節リウマチで破壊される関節は

手部の関節(DIPは除く)、環軸関節、膝関節等

2)
関節リウマチの初発症状

対称性の朝のこわばり

3)
関節リウマチの代表変形

スワンネック、ボタンホール、手指尺側偏位、ハンマー足指、外反母趾

4)
関節リウマチで合併しやすいもの

間質性肺炎(肺線維症)

5)
シェーグレン症候群とは

自己免疫的に外分泌(唾液腺、涙腺)が破壊

6)
シェーグレン症候群の代表症状

ドライアイ、ドライマウス

7)
強皮症の初発症状は

レイノー現象

8)
強皮症の皮膚病変は

皮膚硬化(浮腫⇒硬化⇒萎縮)

9)
強皮症の合併病変

食道病変が多い

10)
皮膚筋炎でみられる代表症状

対称性の筋力低下、ヘリオトロープ疹

11)
皮膚筋炎で合併しやすいもの

悪性腫瘍

12)
ベーチェット病の代表症状

口腔粘膜のアフタ性潰瘍  
皮膚毛嚢炎様皮疹(結節性紅斑)  
ブドウ膜炎 外陰部潰瘍

13)
全身性エリテマトーデスの代表的症状

蝶形紅斑 日光過敏 口腔内潰瘍 脱毛

14)
全身性エリテマトーデスの好発

20-50歳女性

15)
腎、肺、中枢神経

腎、肺、中枢神経

 

如何でしたか。今回は、消化器36題、代謝8題、内分泌32題、神経筋29題、膠原病15題の計120題をお伝えしました。一般臨床医学は必修問題で2題、一般問題で22題の計24題出題されます。必修問題に関しては、総論から出題されるか、もしくは膠原関連や神経疾患などの各論からも出題されることもありますので、広く浅く取り組まれることが大事となります。また、一般問題の22題のうち16題ほどは比較的簡単な問題が多く出題される傾向ですので、前回と今回で提示する部分を十分に理解し、整理しておけば問題ないかと思います。

いよいよ国家試験までの残す所2ヵ月弱となってきました。今月までには、解剖、生理、柔整、一般臨床は仕上げておきたい所です。その他の教科に関しては、2月に過去問大を中心に把握しておく必要があります。昨年の1月、2月に私が投稿した内容を今一度確認して頂き、残り2ヵ月弱の予定を立てて勉強計画を立てて頂きたいと思います。過去問以外で実施しておくとよいものとすると、とにかく多くの問題を解くことです。比較的合格率の高い学校の模擬試験や対策プリント等を入手できるのであれば入手し実施するのも良いと思います。次回は、病理学のポイントを提示させて頂きます。では、残り2ヵ月弱、健闘を祈ります。

 

●プロフィール

西村 雅道
柔道整復師、鍼灸師、柔道整復専科教員、医科学修士
北斗総合整骨院院長 (一社)日本整体協会NSTインストラクター、柔道整復師、鍼灸師、、柔道整復専科教員、医科学修士 
平成15年より平成26年まで学校法人杏文学園東京柔道整復専門学校に在職、同校の国家試験対策を牽引。また国家試験対策塾『杏文塾』の代表として同塾を運営。著書に一般臨床ポイントマスター。現在北里大学大学院博士課程に在学。

 
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