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これだけは知っておいて
【第56回:接骨院の先生たちも「論文(症例報告)」を書こう!(そのⅠ)】

2019/09/01

明治国際医療大学 教授 長尾淳彦

「論文」というと「原著論文」や「博士論文」など査読があり難しいイメージで、大学などの業績集でも「原著」「ケースレポート」「総説(レビュー)」の順で並んでおり「原著」が一番上に書かれているので「論文」=「原著」のようなイメージがあります。

「柔道整復師」が11万人、施術所も5万を超えている現在、「接(整)骨院」に通われる患者さんの疾患の種類や発生機転も大きく変化していると思われます。

接骨アーカイブとか柔道整復アーカイブとして、日本全国の接骨院での日常診療記録を保存することも現在の柔道整復師の仕事であると思います。

ネット検索システムが充実してきた現在、施術者が遭遇したことの無い疾患や手当をどうしたらいいのかと迷う疾患など、ほとんどの先生はネット検索システムを活用して調べられるでしょう。ただ、ネットに掲載があるからすべて正しいとは限りません。自分できちんと調べ何が正しく何が疑わしいなどを見定める能力を養うことにも力を注ぐ必要があります。

「接(整)骨院」という臨床現場の「時系列に正直に事実を書かれたケースレポート(症例報告)」は非常に大切なものです。柔道整復は一人の柔道整復師が一人の患者さんを初検から治癒に至るまでを診れる素晴らしい医療です。先人がどのようにして治していったか、また、うまくいかなかった症例なども参考になるものです。公益社団法人日本柔道整復師会や一般社団法人日本柔道整復接骨医学会の「論文検索システム」もその有用なひとつです。

鑑別法や検査法も日進月歩の発展を見せています。疼痛緩和の技術や関与する機器も同様です。

年代により安価、軽量、利便化を追求し固定材料や固定方法も変化しています。

柔道整復師が施術所で行える独りよがりでない理学的検査や療法を公開して皆で議論してよりよい柔道整復術を創り上げるには「記録」し「保存」することです。

  

柔道整復師なら上記の柔道整復に関与する団体に入会して論文を投稿することが義務であり権利であるという意識を持ってほしいと思います。

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