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これだけは知っておいて【第84回:階層的認定制度を確立するには「匠の技 伝承」プロジェクトの内容を全柔道整復師が本気でやるしかない!】

2022/03/01

明治国際医療大学 教授
長尾淳彦

柔道整復師のアイデンティティ(存在価値)については、このコーナーで何度も申し上げているが、応急手当と言えども「骨折」「脱臼」の整復固定を医師以外で出来るのは我々柔道整復師だけである。

また、柔道整復師業界唯一の学術団体「一般社団法人日本柔道整復接骨医学会」において柔道整復師関連団体の協力を得て確立しようとしている階層的認定制度をこの「骨折」「脱臼」の整復固定と超音波観察装置の取扱いを最優先的に行う予定である。

柔道整復師として長年培った「問診」「視診」「触診」「徒手検査」などにより導いた疾患の判断と鑑別を患者安全、医療安全の観点でより確実にするために超音波観察装置は必要不可欠な機器です。治癒に導くための確認にも有用です。

この事業の方向性は決して間違っていない。最後は柔道整復師が本気で骨折・脱臼の患者さんを接骨院に呼び戻すという「本気度」である。
「医師の同意」や「臨床例の少なさ」という障壁があるが一部の人だけが細々と骨折・脱臼の患者を診ていても業界全体の状況が好転することは無い。必要なことは全柔道整復師が本気で取り組むということ。

今すぐに取り組んだとしてもすぐに骨折・脱臼の患者さんが接骨院に戻っては来ないし骨折・脱臼の整復固定を簡単には出来ない。だからといって柔道整復師のアイデンティティを捨てることは出来ない。

このアイデンティティを捨てることは接骨院が単なる「リラクゼーションサロン」となることを意味する。そうしたところに浄財である税金や保険料を使われることは無い。

公益社団法人日本柔道整復師会では2020年より柔道整復術公認100周年10年間事業として「匠の技 伝承」プロジェクトにて「骨折」「脱臼」の整復固定と超音波観察装置の取扱いをスタートしている。コロナ禍で対面での講習研修は出来ないがリモートで出来る限りの知識と技術の伝承を行っている。是非、日本柔道整復師会ホームページの「匠の技 伝承」プロジェクトコーナーをご覧いただき、柔道整復師は即座に柔道整復接骨医学会に入会して認定柔道整復師取得を目指していただきたい。

 

 

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