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患者と柔整師の会が『柔道整復師施術療養費請求・受領委任払制度運用改善方策(案)』を発表

2014/06/16

平成25年6月6日(木)14時より、患者と柔整師の会が主催する『登録柔道整復師制度実現の為の総括会議』が中野サンプラザ13Fコスモルーム(東京都中野区)にて開催され、患者47名、保険者55名、柔道整復師21名の他、業界団体やマスコミ等を含む165名の参加者が一堂に会した。

この総括会議は2部に分かれており、前半は総括会議開催の趣旨説明と『柔道整復師施術療養費請求・受領委任払制度運用改善方策(案)』(以下、方策案)の解説、後半は方策案を基にした参加者によるディスカッションという形式で進行がなされた。

 

冒頭、壇上に登った患者と柔整師の会・今城康夫患者代表は〝多くの方は柔整療養費制度に問題があり、改革が必要だと認めているが、誰も行動を起こすには至っていない。本日、私達は現実的な方策案として、療養費受領委任払制度の改革試案のひとつである登録柔道整復師制度について発表・提案し、今年度末頃には実施したいと計画している。本制度は柔整療養費の信頼を高めるもので、保険者の審査合理化にもつながっている。是非とも保険者、柔整師の皆さんの協力をお願いしたい〟と挨拶。

 

続けて萩原啓二柔道整復師代表からは〝患者さんをないがしろにするような議論や制度、また保険者と対立するような制度では、私達柔道整復師の未来はない。改革・改善の方策案を実現させるためには、まず私達が具体化し運用することで、団体個人を問わず他の心ある柔整師もこの趣旨に賛同してくれるものと思っている。この後のディスカッションでは時間の許す限り活発な議論、質問等をしていただきたい〟と方策案実現の為、保険者からのさらなる意見を求めた。

 

その後、事務局・八島義忠氏より〝保険者を訪問し、基本試案、第二次試案、第三次案を説明すると、多くの保険者から『いい案だね。でもできるの?』という言葉が返ってくる。保険者は『吹いている風には乗りますよ』という言葉が非常に多かった。しかし風は待っていてもとても吹きそうにない。そこで私達は、風を吹かせるには自らがこの案を具体化することが良いのではないかと考え、この度、方策案を発表し、そして年内にも実施に踏み込もうとしている。そこでこの方策案を始める前に、多くの保険者に私共の案を熟知していただきたいと思い、本日総括会議と称し、ここにこの具体案を発表させていただくこととなった〟と今回の総括会議開催趣旨を説明。また八島氏は、方策案実現のキャッチフレーズとして「現実的な・合理的療養支払基準で、施術力を保持・推進しましょう!」を掲げ、当面このキャッチで我々は動いて行きたいと思うと力強く語った。その後会議は来賓紹介、方策案の解説へと移った。

 

方策案では、【療養費対象施術の明確化―施術力の向上】、【保険者審査機能の充実・適正】、【療養費請求・支払業務の合理化・簡素化・リスク回避等】を『合理化のための枠組み』と位置付け、「柔整療養審査・支払機構の設置」、「請求・支払の審査方法」、「加入登録契約等」が詳細に記されている。(※方策案の詳細はこちら

 

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