第15回医療オリンピックC-1関東大会Bブロック開催
平成29年8月31日(木)、AP東京八重洲通り(東京都中央区)において『第15回医療オリンピックC-1関東大会Bブロック』が開催された。
今大会は平成29年11月12日(日)に東京国際フォーラムにて開催される『第15回医療オリンピックC-1 2017』に向けた予選となり、「関東大会B」の他にも「関東大会A」、「関東大会C」、「近畿大会」、「北海道大会」、「四国大会A」、「四国大会B」、「沖縄大会」と各地区で予選が行われ、総勢1,000人の施術者が本選を目指し参加した。
主催者である整骨院振興協同組合・近藤昌之代表理事は〝昔の時間の積み重ねが今を作っている。自分たちの未来は、今ここで自分たちがしていることの積み重ねということだ。
業界は今、大きな制度改革により変わりつつある。
ひとつは、受領委任払いを取り扱うには実務経験3年を要することになる。そして試験に受かった者のみ保険を取り扱えるようにする。
もうひとつは学校の制度が変わり、臨床実習が学校だけではなく条件をクリアしていれば一般の施術所でも実施できるようになる。
その目的は柔道整復師の質を高め、国民に良い医療を提供することだ。
良い医療には「知識・技術・マインド」が重要となる。知識がないと「わからないから」と逃げてしまう。技術がなければ戦う武器を持てない。医療家としてマインドを高めていかないと患者の信頼を得られない。
C-1の役割は「知識・技術・マインド」を高めることだと考えている。
そうすればどこに行っても勝負できる。勝っても負けても勉強なので、ぜひ競い合って実りある一日としていただきたい〟と熱く激励した。
競技概要
「関東大会B」では、包帯王、刺鍼王、矯正王の3種目について技術が競われた。
各種目上位者は11月12日の決勝大会に駒を進めることができる。
包帯王
前距腓靭帯内反捻挫に対する包帯巻き技術を競う。
全体的に均一な圧で巻かれているか等の実用性はもちろん、包帯止めの位置が適切か、包帯にしわがないか等の見栄えなども審査の対象となる。
刺鍼王
3番1寸3分の鍼と、3番1寸6分の鍼の合計本数で競う。
ルールとして競技開始時に立位であること、直刺であること、必ず弾入すること、弾入時は一度鍼管から押手でない方の手を放すこと、刺鍼後は鍼管から鍼を抜くこととし、これらを守らず刺鍼した本数は合計から差し引かれる。
矯正王
施術前後でモデルの前後屈数値を計測し、その改善数値で競う。
審査員の許可を得た器具については使用することができる。但し、厚生労働省が禁止している危険度の高い行為は禁止。
表彰
各競技終了後には結果発表が行われ、上位3名には表彰状が授与された。
包帯王
1位 内藤潤 先生(川口統合整骨院・鍼灸院)
2位 中井竜太 先生(パルモ八重洲整骨院)
3位 坂井達哉 先生(笑顔道笑福整骨院)
刺鍼王
1位 藤﨑太輔 先生(夢のはり灸接骨院)
2位 佐藤未和 先生(笑顔道花小金井駅前整骨院)
3位 伊藤準 先生(あい鍼灸接骨院十条院)
矯正王
1位 小林謙介 先生(西葛西中央整骨院)
2位 金谷臣史 先生(北千住中央整骨院)
3位 金子尚樹 先生(ひらいはりきゅう整骨院大塚院)