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認知症の費用14.5兆円 家族の負担浮き彫りに

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慶応大医学部の研究グループは29日、認知症の人の医療・介護でかかった2014年の社会的費用は約14兆5千億円に上るとの推計を公表した。

家族らによる無償の介護などをお金に換算した費用が全体の4割を占め、介護保険サービス費とほぼ同じ規模。通常は数字で示しにくい家族介護の負担の大きさが浮き彫りになった。

調査は厚生労働省の補助事業で、政策立案の基礎データを得るため実施した。家族らによる身体介護や家事の手助けといった支えについては、医療機関などを通じ家族らにアンケートを実施。集まった1,482人分の回答から要介護度別に介護時間を割り出した。さらに無償の介護を介護保険サービスなどに置き換えたと仮定した費用、家族らが介護時間に働いていたらもらえたはずの賃金などを試算し、金額で示した。

<ニュースソース>
朝日新聞デジタル(2015/05/29)

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