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第17回医療オリンピックC-1 2019決勝大会開催

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2019年11月10日(日)13時より、東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて『第17回医療オリンピックC-1 2019決勝大会』が開催された。

C-1決勝大会

医療オリンピックC-1は、医療家が「医識王」・「包帯王」・「刺鍼王」・「矯正王」・「診断王」の5つの競技で己の知識や技術を競い合うことで、医療知識や技術の向上を図ることを目的としている。この決勝の舞台では、全国11地区(北海道・東北・北関東・東京・南関東・中部・近畿・四国A・四国B・九州・沖縄)で開催された地区大会を勝ち抜いた出場者に加え、敗者復活戦を勝ち上がった出場者と前回大会優勝者が、栄えある医療家日本一の称号を目指して競い合った。

近藤昌之氏

大会主催者である整骨院振興協同組合代表理事・近藤昌之氏は、冒頭で全国各地に甚大な被害をもたらした台風19号に触れ、〝何が起こるかわからない時代だからこそ、常に元気でいなければいけない。私たちの今は過去の積み重ねで出来ていて、自分の未来を作れるのは今しかない。だからこの一瞬一瞬を『絶好調!』でいきましょう!医療オリンピックC-1は今大会で17回目となるが、盛り上がってやっていくことで業界が一つになる。ひいては柔道整復や鍼灸を国民医療にしたい。この願いのために、汗水流して一歩一歩築いてきた。ぜひ技術・知識・マインドを高めあい、医療家としての我々のポジションを『信頼』という形で国民に残していきましょう!〟と大会に込める熱い想いを語った。

田中威勢夫代表理事

続いて、本大会を後援する一般社団法人全国柔道整復師連合会(以下、全整連)・田中威勢夫代表理事は〝この業界を取り巻く環境はこの数年で劇的に変化している。特に、保険者の行き過ぎた患者調査により、患者も接骨院から足が遠のいてしまっている状況である。しかし最も大切なのは技術だ。このような大会で技術を争うということは自分を高めるということであり、これまで学んだ知識、練習した技術は必ず普段の施術に活かされる。年々参加者が増えているC-1だが、さらに大きな大会にしていっていただきたい〟と激励した。

医識王

医識王

医療知識を競うクイズ形式のオープン競技。
会場全体で解答用紙を用いた予選を行い、成績上位となった5名により、早押しによる決勝戦を行う。

包帯王

包帯王

包帯巻きの技術を競う競技。包帯巻きの見栄え、きつさ、実用性等、複数の審査項目で獲得した総合ポイントを競う。準決勝までは足関節、決勝戦は足関節・膝関節・手指・肩関節の包帯巻きを続けて行う。
決勝大会では、地区大会を突破した出場者と前回大会優勝者、敗者復活した出場者の計18名が出場した。

刺鍼王

刺鍼王

刺鍼の技術を競う競技。片手の挿管により、1番1寸3分を1分30秒で鍼台に10本打ち込み、正確さと速さを競う。
地区大会を突破した出場者と前回大会優勝者、敗者復活した出場者の計16名が出場した。

診断王

診断王

「診断力」を競う競技。患者さんに対する問診から診断までを8分間の制限時間の中で実際に行い、診断の的確さや説明の内容、患者さんへの接遇力を競う。「接遇力」「問診」「視診」「触診」から「傷病、保険説明」までの一連の流れに「患者さんの感覚」の要素を加えた6つの項目で審査が行われる。
決勝大会では予選を突破した4名が出場した。

矯正王

矯正王

身体のゆがみを矯正する競技。1分間で評価をし、2分間で様々な手技を用いて矯正技術を競う。施術前後の歪みの改善度に加え、施術を受けた患者による評価、審査員による安全性や患者への配慮などの評価も審査の対象となる。
地区大会を突破した出場者と前回大会優勝者、敗者復活した出場者の計13名が出場した。

全競技終了後、競技の優勝者および入賞者の発表、株式会社HSコーポレーション代表取締役の星野修氏による閉会挨拶の後、第17回医療オリンピックC-1 2019決勝大会は盛会の内に幕を閉じた。勝敗にかかわらず、応援に駆けつけた仲間たちの熱い声援に、力を出し切った出場者は皆笑顔に満ちていた。

表彰式

医識王

優勝:井田佑二郎(shinjukuの整骨院)

包帯王

優勝:岸澤裕太(きしざわ整骨院)
準優勝:上江洲太樹(西船南口中央整骨院)
第3位:西尾建佑(稲毛中央整骨院)

刺鍼王

優勝:田川彩華(笑顔道 小川の整骨院)
準優勝:深見祐妃(河原医療福祉専門学校)
第3位:濱田ひかり(ひらいみなみはりきゅう整骨院)

診断王

優勝:槌谷伸輔(高根木戸接骨院)
準優勝:近藤崇(市川大野オレンジ整骨院)
第3位:築城一也(桜整骨院・鍼灸院)

矯正王

優勝:都筑豊久(訪問マッサージ久)
準優勝:岡野裕次(千葉みなとオレンジ整骨院)
第3位:長谷川亜衣(津田沼中央接骨院)

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