柔道整復師と介護福祉の記事一覧
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柔道整復師と介護福祉【第47回:放課後デイサービス③】
重症心身障害児を主たる施設 重症心身障害児を主たる①児童発達支援事業所、②放課後等デイサービス、③重症心身障害児施設では、肢体不自由と知的障害の両方を持ち、自立が難しく、日常生活全般にわたって介護を必要とする子どもの健康管理や、日常生活支援、生活指導などを行っています。 重症心身障害児 肢体の不自由、知的障害、言語障害など、様々な障害を重複しております。手足の機能や言語機能、食事や排泄などの日常生 […]
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柔道整復師と介護福祉【第46回:放課後デイサービス②】
障害のある子供を放課後や長期休暇中に預かる放課後デイサービスが5年間で4倍以上と増加しています。主に民間の企業や社会福祉法人が中心となって設立しているこの放課後デイサービスは、開設するための条件についても緩和されていることから新規参入しやすいという特徴をもっています。しかし、それだけにデイサービスとしての質については決して一定というわけではなく、中には一定水準以下のケースもあり、こうした懸念を受け […]
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柔道整復師と介護福祉【第45回:放課後デイサービス①】
今回は、近年増え続けている放課後等デイサービスについてご紹介します。2012年のサービススタート時点での放課後等デイサービスの利用者数は51,678人。一方で2013年11月には69,789人と35%増加しています。また、民間事業者の参入も進んでおり、今後より多様な施設が増えることが予想されています。一方で厚生労働省によれば、保育所における障がいのある子どもの数は増えつつあるとしています。今後放課 […]
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柔道整復師と介護福祉【第44回:保育と待機児童問題】
待機児童問題と保育園の歴史 保育所は明治期からあり、初期は社会事業家や紡績工場経営者等が、働く母親を助けるために純粋に民間で設置していた施設でした。その後、大正期に初めて大阪で公立の保育所(当時の名称は託児所)ができ、東京等にも徐々に広がりました。 認可保育所の制度開始 戦後、1947年に児童福祉法が制定され、託児所は保育所になり、認可保育所という制度が開始されます。この認可保育所は、国の認可基準 […]
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柔道整復師と介護福祉【第43回:障害者総合支援法の改正③】
地域移行支援と地域定着支援 地域定着支援とは、家庭内での緊急時の支援が見込まれない人への対応です。住宅入居等支援事業(居住サポート事業)と地域移行のための安心生活支援事業があり、これに自立生活援助を組み合わせて利用する事が可能です。この支援は、自立のための環境整備に活用が可能です。 地域における成年後見制度利用促進体制の構築 成年後見制度も見直しが進められています。特に法人後見には注目が集まってお […]
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柔道整復師と介護福祉【第42回:障害者総合支援法の改正②】
総合支援法3年後の見直し②高齢障害者と介護保険への移行支援 障害者制度は現行の介護保険制度を優先することが前提となっています。通所サービスについては障害福祉サービス事業所が介護サービスを使える仕組みを検討してはどうかと、共生型類型が新設されました。(富山型)介護保険サービスは現在1割負担が原則で、障害福祉サービスを受けていた利用者は負担増になります。そこで、高齢障害者に対しては特例を設け、お金が戻 […]
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柔道整復師と介護福祉【第41回:障害者総合支援法の改正①】
総合支援法3年後の見直し「障害者総合支援法・児童福祉法」の一部を改正について 2016年5月、「障害者総合支援法・児童福祉法」の一部が改正されました。 法改正では障害者が自らの望む地域生活を営むことができるよう、「生活」「就労」に対する支援の一層の充実や高齢障害者による介護保険サービスの円滑な利用を促進するための見直しが行われ、ニーズの多様化にきめ細かく対応するための施策やサービスの質の確保・向上 […]
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柔道整復師と介護福祉【第40回:障害者自立支援法~障害者総合支援法②】
障害者自立支援法から障害者総合支援法改正への改善点4つのポイント 障害者自立支援法から障害者総合支援法への法改正が行われたことで、いくつかの改善点があります。今回はその中でも主なポイントを4つに絞り、障害者総合支援法の概要をまとめていきます。 ① 基本概念の設定 法改正前の自立支援法では基本理念は設けられていませんでした。法改正によって、障害のある人を権利の主体と位置づける基本理念を定めております […]
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柔道整復師と介護福祉【第39回:障害者自立支援法~障害者総合支援法①】
障害者総合支援法が施行されるまでには、障害のある方が利用する福祉サービスの利用方法や負担額の決定方法を改正してきた歴史があります。 2003年3月迄 障害のある人が利用する福祉サービスの利用内容や利用できる量はすべて行政権限で(都道府県や市区町村)決定していました。これを措置制度と言います。しかし、障害のある人の生活環境をすべて行政が決定する仕組みには大変批判が多くありました。 2000年 高齢者 […]
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柔道整復師と介護福祉【第38回:国民が受けられる公的介護保険】
要介護になったとき、国民が受けられる公的介護保険について【8つの保険制度】 状態が急変し要介護もしくは要支援といった介護保険区分に認定された場合は、社会保障制度の介護保険サービスを利用することができます。なぜなら、平成12(2000)年4月より、介護保険制度がスタートとしていて、原則として40歳以上の国民全員が公的介護保険制度に加入しているからです。公的保険(社会保険)には、医療保険制度、年金保険 […]
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柔道整復師と介護福祉【第37回:介護保険制度の行方について】
介護保険制度・報酬改定論がすすむ中、要介護認定が改変します! 1.報酬改定論議が急速に進められ、平成30年から段階的に制度が激変します。 医療・介護一括法が可決成立しました。今回の制度改正は数年間かけての改変が行われるように法律が変わったのが特徴です。15年4月からは特養ホームの入所が要介護3以上になり、要支援の通所と訪問サービスが市町村の事業に平成30年4月から義務化で変わります。 15年8月か […]
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柔道整復師と介護福祉【第36回:介護保険制度の歴史シリーズ⑩】
有料老人ホームの分類と特徴について ①厚生労働省の分類にもとづき「健康型」「住宅型」「介護付」の3類型に分けられています。 ②「健康型」とは、自立した高齢者のみを対象とするもので、食事等のサービスは付きますが介護サービスは提供されません。したがって、要介護になった場合、契約解除、退去しなくてはいけません。全国的にも、「健康型」施設数は極めて少ない状況です。 ③「住宅型」とは、要介護になった場合、訪 […]
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柔道整復師と介護福祉【第35回:介護保険制度の歴史シリーズ⑨】
介護付き有料老人ホームについて ①有料老人ホーム、なかでも「介護付有料老人ホーム」への需要は、高齢化を背景として衰える兆しがありません。 ②背景には、介護が必要であるにもかかわらず、施設に入ることのできない、数十万人に達すると予測されている「介護難民」の増加が原因に挙げられます。 ③10年後の2025年、団塊の世代がそのまま後期高齢者(75歳以上)となり、全人口のほぼ4人に1人を占める割合で超高齢 […]
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柔道整復師と介護福祉【第34回:介護保険制度の歴史シリーズ⑧】
介護用品、介護機器、福祉用具について ①介護用品、介護機器、福祉用具については、販売する事業者の広報やHPが掲載されているものの、購入者、利用者側として最低限知っておきたい事前知識をえるためのツールが少ないのが現状です。 ②介護用品、介護機器、福祉用具の購入、レンタルにあたり、適確な選択ができるためには、事前に知っておきたい基礎情報を利用者の目線にたってお伝えします。 ③介護用品・介護機器とは、高 […]
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柔道整復師と介護福祉【第33回:介護保険制度の歴史シリーズ⑦】
介護保険制度に関わる「ケアプラン策定と事業者選択」について ①利用者の事業者(ケアマネジャー)選択は、その後の介護保険利用の成否を決めるといって過言ではありませんが、役所では推薦リストの提案は致しません。リストにもとづいて、いくつかの居宅介護支援事業者の事務所に連絡を行い、担当の候補となるケアマネジャーと直接会い、色々と相談することが重要です。最初の入り口が肝心になりますので、しっかりと時間を使い […]
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柔道整復師と介護福祉【第32回:介護保険制度の歴史シリーズ⑥】
介護保険制度に関わる「要介護認定」と「ケアプラン策定」について ①現行の介護保険サービスの種類が細かく分かれていることから、利用者にとって自分の場合、どれが適していて、金額的にいくつのサービスをどこまで介護保険で利用できるのかがわからない状況があります。 ②そこで第一に、「要介護認定」というものを受けて、どのレベルの介護が必要かということについて、住んでいる市区町村から認定してもらう必要があります […]
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柔道整復師と介護福祉【第31回:介護保険制度の歴史シリーズ⑤】
介護サービス・介護予防サービスの種類とその概要について。 介護保険制度では、利用者がどの事業者にするか、またどのような介護サービスを使うかを選んだうえで契約することができます。 ①現実的には、利用者側の家族本人は制度の内容がよくわからないので担当ケアマネジャーに頼る部分が大多数を占めています。 ②地域の介護サービス提供事業所や介護サービス施設数が限られていることで、利用限度額(自己負担額が1割です […]
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柔道整復師と介護福祉【第30回:介護保険制度の歴史シリーズ④】
介護保険とは何か?介護保険制度ができた背景・制度の本質について。 介護保険を利用する側としては、介護保険制度そのものについてあまり細かな点まで知っておく必要はないが、それでも最低限の常識として認識すべき点があります。 シリーズ④では、「介護保険の利用者としておさえておきたい、実用的・実際的な知識は何か」という点を中心に解説いたします。 今回の①~⑯の内容は、介護保険を実際に利用するときに直面する、 […]
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柔道整復師と介護福祉【第29回:介護保険制度の歴史シリーズ③】
介護保険制度は、主に高齢者を対象とした社会福祉(高齢者保健福祉)の一つとして2000年4月から実施された政策です。急速に進む高齢化と、それに伴う医療費の増加に対する対策として制定されました。 被保険者が支払う介護保険料について被保険者(加入者、保険料を納入する人)被保険者とは、40歳以上の国民で、次の二種類に分けられます。 注意事項介護保険は、社会保障制度のため40歳以上の方は全員、加入が義務づけ […]
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柔道整復師と介護福祉【第28回:介護保険制度の歴史シリーズ②】
介護保険制度は、主に高齢者を対象とした社会福祉(高齢者保健福祉)の一つとして2000年4月から実施された政策です。急速に進む高齢化と、それに伴う医療費の増加に対する対策として制定されました。 介護保険制度制定後の改善点内容 上記の改善点が、介護保険制度を導入することで解消された改善点になります。市区町村は、介護保険事業計画を3年ごとに作成することになっています。 介護保険法成立からの経緯 2005 […]
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